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電気自動車の歴史
電気自動車はEV(Electric Vehicleの略)とも呼ばれ、電気を蓄えるバッテリーを搭載しており、バッテリーの電気を使って電気モーターを回すことで車を駆動させています。
電気自動車が初めて作られたのは、ガソリン自動車が作られる前の1839年でした。
自動車が登場した初期は電気とガソリン、そして蒸気を利用した自動車が作られていましたが、最初に最も普及したのは電気自動車でした。
その後、ガソリンエンジン車は、点火装置などの様々な開発が行われエンジンの内燃技術も進歩したことから徐々に電気自動車より優位となってきました。
そして、アメリカの自動車メーカーであるフォードがベルトコンベアを使ったライン生産方式で価格の安い一般大衆向けのガソリン自動車を販売したことから、ガソリン自動車の普及に拍車がかかり、電気自動車は徐々に姿を消していくこととなりました。
近年になって電気自動車が本格的に開発されだした理由には、「排気ガスによる環境破壊や地球温暖化を防ぐための各国の排ガス規制」や「化石燃料の枯渇」という課題を克服するためです。
現在、開発が行われている電気自動車には、主に「バッテリーのみが動力源の方式」、「バッテリーに電気を供給する発電用のガソリンエンジン+バッテリーを動力源とする方式」、「発電するための水素タンク(燃料電池)+バッテリーを動力源とする方式」があります。